オーバー・スリーピング
朝、目覚ましを止めて、起き上がると。
一瞬、景色が歪む。天地が不明になり、ベッドに崩れ落ちる。
暑い。いや、寒い? 全身の体温が前頭葉に集中したような感じ。
そして、身体を悪寒が駆けまわる。続いて、軽い吐き気に襲われる。
イカン、ひきはじめの風邪が、完全体になっちまったよ・・・。
8時20分まで待って、会社に電話。
「ゆっくり休んでよく直してから来なさい」って。嬉しい。泣ける。
倒れ込むように布団に潜り込む。そして、意識はまどろみの中へ・・・。
次に目を覚ました時、時計は18時を指していました。
いくら「病人は寝てろ」と言ったって、これは寝過ぎだ。
そして、身体が軽い。・・・俺は本当に風邪だったのか?